四小剣道教室の基本方針と活動方針 ~保護者の方にご理解いただきたいこと~ 四小剣道教室会長 1. 剣道の理念 剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。(全日本剣道連盟指針より) 2. 剣道を通じてなにを学ぶか・・・心と体を鍛える。 (1) 心を鍛える:礼儀を学び、精神の安定、集中力・決断力を養う。 (2) 体を鍛える:姿勢の正しさ、敏捷性、安全を守る能力を鍛える。 3. 指導方針 (1) 礼儀の尊重 常に相手を尊重し、感謝の心の現れとして礼儀を重視する(礼に始まり礼に終わる)。日常生活においても重要なことです。家庭での躾をお願いします。 (2) 健康に、安全に 準備運動を十分に行い、休養にも留意しつつ稽古を行っています。そのためにも、稽古開始時刻よりも早く集合し準備ができるよう、余裕をもって送り出してください。 (3) 徹底した基本の稽古を行う 試合を重点にせず、つとめて基本の錬成に重点をおいた指導を行っています。技術重視では危険であると同時に、テクニックに頼り、上達を妨げる要因ともなるからです。 4. 試合への参加、段・級審査受審の基準 (1) 礼法にかなった挨拶ができること (2) 基本の構えと動作を習得していること 基準を満たしているかどうかは指導責任者の先生にご判断いただき、試合へ参加、もしくは段・級の審査を受審します。基準に達していないと判断される場合は、試合への参加、もしくは段・級審査の受審を認めません。学年や入会からの年数で判断するわけではありません。特に年少者に対しては基本ができるようになるまで、稽古を行います。 5. 今年度の稽古と他のクラブとの交流 四小剣道教室の子供たちに必要なのは、稽古の量と他のクラブとの稽古、試合の経験です。 (1) 今年度は、前年度に引き続いて稽古を土曜日に振り替えるなどにより稽古日の日数を確保していきます。 (2) 東部地区の各クラブとは長く親交があります。出稽古も快く受け入れてもらえますので積極的に行ってください。出稽古は各人の自主的な稽古ですので、父母の方々が責任をもって行ってください。四剣としての出稽古を行う場合もあります。 6. 試合、審査などの参加時の送迎 試合、審査、出稽古などの送迎は保護者の方が責任を持って行ってください。 7. ご家庭における躾とお守りいただきたい点 (1) 「礼儀」:相手を尊重する態度、相手に感謝する心として礼儀ができているか ① 目礼がきちんとできているか 先生方や目上の方に会った時、体育館に入るときなど必ず目礼を行うこと。 ② おおきな声で挨拶ができているか 先生方に大きな声で「こんにちは」「失礼します」「さようなら」などの挨拶を必ず行うこと。先生方に指導されたことに対して「はい」と大きな声で返事をすること。 *挨拶は礼儀の基本中の基本です。家庭での躾をお願いします。 ③ 自分の身の回りのものをきちんと片付けているか 体育館に入る時、靴を揃えているか。 着替えを片付けているか。 竹刀や防具をきちんと置いているか。 *自分のものを自分自身で片付ける習慣を身に付けさせてください。 (2) 「心構え」:稽古や試合で積極的な心構えがあらわれているか ① 大きな声を出しているか ② 自分から前へ出ているか ③ 自主的に稽古を行っているか *剣道のご経験がなくともお分かりいただけるポイントです。稽古や試合、審査において上記のことができていれば誉め、できていなければお子さんに指摘してください。 (3) 「基本の構えと動作」:基本ができているか。 ① 足の位置と運び ② 竹刀の握りと位置 ③ 全身の姿勢 *上達のための重要なポイントであり、先生から常に注意される点でもあります。 (4) 胴着、袴、防具の着装と道具の手入れ ① 胴着、袴、防具は自分で着装する。保護者は手伝わないでください。 ② 面、小手、胴、竹刀などの道具を自分自身で大切に扱い、かたづける。 *胴着、袴、防具は自分で着装できるようにご家庭で練習させてください。 道具は大切に扱い、稽古の後、道具は風にあててから収納してください。 自分自身のものとして片付けさせてください。 *竹刀の手入れについて 特に竹刀はささくれができ易く、相手や自分自身の目や顔に入ると極めて危険です。毎回、稽古、試合、審査の前と後にはささくれが出来ていないかどうかを、自分自身でチェックさせてください。 ささくれは小刀、ナイフなどで削ります。自分で出来ない間は持参して、先生に直してもらってください。補修できない状態のときは新しいものを購入してください。 「剣道用具マニュアル」(福田企画 刊)がイラストで詳細まで説明されていて、わかりやすいと思います。イラストを見ながら着装や片付け、補修を行ってください。 8. お願い 剣道は武道です。事故のないように心がけてまいりますが、指導者の注意、指示を守るなど基本的なことが重要です。子供たちへのご家庭内での躾をお願いいたします。 |
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